相談事例

名古屋の方より家族信託についてのご相談

2023年04月04日

Q:新しい生前対策として家族信託があると聞きましたが、遺言書との違いを教えて下さい。(名古屋)

 

初めまして、私は名古屋にある大学の学生です。大学の課題で人が亡くなった後の手続き、特に相続について調べていたところ、相続生前として遺言書と家族信託がある事が分かりました。遺言書はドラマなんかで聞いたことがありますが、家族信託は初めて聞きました。家族信託は「信託銀行」と関係ありますか?また、実際のところ家族信託と遺言書はどちらがお勧めでしょうか?二つの違いと併せて税理士の先生教えてください。(名古屋)

 

A:効力が発生するタイミングが家族信託と遺言書とでは異なるため、利用者の希望によって選択しましょう。

 

今までは生前対策といえば遺言書でしたが、遺言書には問題点もあり改善が望まれてきました。そういった声を受け、2007年に財産管理や運用、処分について信頼のおけるご家族などと契約を行う新しい財産管理制度として家族信託が生まれました。家族信託では遺言書などといった従来の生前対策よりも自由な設計が可能です。具体例を挙げますと、財産の承継について、遺言書ではお子様など遺言者からすぐ後の方までしか指示することはできません。しかしながら家族信託では、子供から孫またその先へと連続して指定することが可能です。
また、
遺言書と家族信託はその効力が発生する時期が異なります。遺言書では、遺言者が亡くなった後に相続人が遺言書を開封することでその内容が明らかになります。一方、家族信託はご本人が信託契約を結んだ時からその効力を発生させることができます。さらに亡くなったあともその効力を維持させることができます。

家族信託の契約者が認知症を患うと財産管理を行うことが難しくなるため、病院に通ったり介護施設に通うための財産管理ができなくなるか恐れがあります。このような問題に対する解決策として遺言書を利用することは出来ませんが、家族信託であれば、認知症を患う前に信頼できるご家族などを受託者として財産管理を任せるというような内容の家族信託契約を行っておくことで、ご本人が認知症になった際は受託者が財産管理を行ってくれます。

ただし、費用面に関しては遺言書と比較すると家族信託契約はある程度のご負担が強いられるかもしれません。したがって、ご利用者のご要望からどちらを活用すべきか判断する必要があります。名古屋家族信託あんしんサポートは、家族信託の専門家の立場から家族信託と遺言書のどちらが適当か、総合的に判断させていただきます。

なお、ご相談者様が気にしていらした信託銀行は、国から許可を得て信託行為を行う営利目的の商事信託です。信託銀行や信託会社では家族信託の取り扱いはありません。

 

名古屋家族信託あんしんサポートは、家族信託の専門家として、名古屋エリアの皆様をはじめ、名古屋周辺の皆様から多くのご相談、ご依頼をいただいております。

名古屋家族信託あんしんサポートでは、ご依頼いただいた皆様の家族信託について、名古屋の地域事情に詳しい税理士が親身になってサポートさせていただきます。まずは名古屋家族信託あんしんサポートの初回無料相談をご利用のうえ、お気軽にご相談ください。名古屋家族信託あんしんサポートのスタッフ一同、名古屋の皆様、ならびに名古屋で家族信託ができる事務所をお探しの皆様からのご連絡を心よりお待ち申し上げます。

 

 

 

 

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